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溶接作業をするにはどんな資格が必要?

建築現場では安全で適切な作業を行うために、様々な資格が求められるようになりました。
配管や鉄骨の溶接作業も例外ではなく、状況や材料によって溶接方法は違いますよね。
溶接には、一体どんな資格が必要なのでしょうか?
今回は、溶接作業に必要な資格についてご紹介しますね。

溶接作業に必要な資格

アーク溶接作業者

アーク溶接はポピュラーな溶接方法で、建設現場・自動車修理・鉄工所など幅広い分野で使用できる溶接方法なんです。
強い光と高温を発する「アーク放電」現象を利用する技術のため、資格が必要といえます。
取得条件は、下記のとおりです。

【取得条件】
・期間…3日間
・学科…11時間
・実技…10時間
・修了試験…なし

ガス溶接技能者

アーク溶接と同様に、幅広い分野で利用されるのがガス溶接です。
可燃性ガス(アセチレンなど)と酸素を同時に燃焼させ、その際に生じる高温の炎を利用します。
高温の火気を扱う技術が必要なため、資格が必要とされています。

【取得条件】
・期間…1~2日
・学科…8時間
・実技…5時間
・修了試験…あり

普通・特別ボイラー溶接士

ボイラー機器に関連する製造・修理などで、溶接を行う場合に必要な資格です。
ボイラーでは燃料を使用する場合が多いため、大きな事故を起こさないように専門的な溶接技術・知識を身に付ける必要があります。
また普通ボイラー溶接士と特別ボイラー溶接士では、特別ボイラー溶接士の方が取り扱える内容が多いです。

【取得条件】
試験の合否は、学科試験と実技試験のどちらも合格することが条件です。

<普通ボイラー溶接士>
・溶接作業の1年以上の実務経験

<特別ボイラー溶接士>
・普通ボイラー溶接士免許の取得
・ボイラーまたは第一種圧力容器の溶接作業の1年以上の実務経験

※普通と特別どちらも、ガス溶接や自動溶接を除く溶接作業が対象

まとめ

溶接の資格として「アーク溶接作業者」「ガス溶接技能者」「普通・特別ボイラー溶接士」の3つをご紹介しました。
溶接方法に応じて、他にも様々な資格が求められます。
安全で品質の高い施工を行うためにも、必要な資格を取っていると安心ですよ。

また溶接の種類によって資格は異なりますので、資格を取る前にしっかり覚えておきましょう。

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